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害虫の種別の説明

節足動物門 昆虫綱 ハエ目 力科 ハマダラカ亜科

シナハマダラカ Anopheles sinensis Wiedemann

害虫のカテゴリ

衛生害虫、吸血害虫、ペット害虫

形 態

 体長約5.5mm。茶褐色で、翅に黒いまだら模様がある。

分 布

 アジア東部、東南部に分布し、日本全土に分布。水田地帯に多数発生している。

被 害

 ハマダラカ類はマラリアを媒介するカ(蚊)として世界的に有名である。日本でかつて流行したマラリアのほとんどは三日熱マラリアで、シナハマダラカは三日熱マラリアを媒介する。日本には現在はマラリアの病原虫がないのでマラリアは起こっていないが、侵入した場合には脅威となる。

生 態

 草が生えるあまり汚れていない比較的広い水域が発生源となり、水田、湖沼などから発生する。卵から成虫まで10〜23日で、成虫で越冬する。静止する時に、尾端を上に上げて、逆立ちのような姿勢をとる。

防 除

詳しい防除方法は群のページをご覧ください。

シナハマダラカ

この害虫が属する群