節足動物門 昆虫綱 ゴキブリ目 マダラゴキブリ科 Epilampridae
衛生害虫、不快害虫、混入異物
体長25〜40mm、全体的に光沢のある漆黒色で、脚は赤褐色。体型は小判型で、翅がなく、鱗状。
四国、八丈島、小笠原諸島、九州南部、南西諸島に分布する。近年、静岡市、千葉県浦安市と千葉市で人為的な発生が報告されている。
見た目が不潔で嫌悪感を与え、集合している様子はさらに不快感や恐怖感を抱かせる。そればかりか食中毒菌をはじめ各種の病原微生物を体表面や脚、排泄物などを通じて伝播する。また食品に迷入して混入事故となる。一般にゴキブリの死骸や糞はアレルゲンであり、吸い込むとアレルギー性喘息などの原因になる。
野外種で、分布域などでは森林の落葉下に生息する。朽木の下などに多く、沖縄の木造民家では床下に侵入し、定着することがある。
サツマゴキブリ(成虫)