本土に生息する毒蛇はマムシとヤマカガシの2種がおり、両種ともおとなしい性格なので近づき過ぎない限り襲ってくることはありません。西南諸島ではハブ、エラブウミヘビ、ヒャンなど強い毒性をもつ種類が生息しており、とくにハブは神経質で近くを通っただけでも咬まれる恐れがあります。主にネズミやカエル、トカゲを主食とし、冬眠からさめた直後の4月から5月に咬まれる被害がが集中します。かまれた場合、痛みや腫れが起き、種類によっては死に至る場合もあります。
まずは不用意に近づかないことが大切です。敷地内に侵入が認められた場合、ヘビ用の忌避剤も市販されていますが、周辺の住処となる草を刈り、餌となるネズミの駆除を行うことでへビを見かけてもいずれはいなくなってしまうことがあります。また、咬まれた場合の応急処置としては咬まれた場所より心臓に近い部分を縛り、ポイズンリムーバーなどを使って毒を吸い出しを行う。