南西諸島を除く日本では、いわゆる毒ヘビを見ることは少なく、一般家屋の周辺に現れるヘビ類は無毒の種類が多い。アオダイショウ、ヒバカリ、シマヘビなど数種類おり、そのなかでも天井裏や床下に住み着くケースはアオダイショウが最も多いです。これらのヘビはネズミやカエル、鳥を主食とし、冬眠からさめた直後の4月から5月に建物やその周辺への侵入が多発します。近づかない限りヘビの方から襲ってくることはないため、見かけたら不用意に近寄らないほうがよいでしょう。
人家に現れる場合、その人家に住んでいるネズミまたはペットの小鳥を狙ってのことと思われるため、ネズミを駆除することによりヘビの姿も見なくなることもあります。捕獲する場合はネズミの粘着シートを利用し、大きい個体では複数枚を使用します。進入防止策としてはヘビ忌避剤が販売されています。