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害虫の種別の説明

節足動物門 蛛形綱 ダニ目 隠気門亜目Cryptostigmata イエササラダニ科Haplochthoniidae

イエササラダニ Haplochthonius simplex Willman

害虫のカテゴリ

不快害虫

形 態

 体長0.25〜0.3mmで、体色はヒョウヒダニやホコリダニなど室内塵に生息する他のダニよりも黄色〜褐色味が強い。

分 布

 日本全国に分布する。

被 害

 築後2年程度の新築家屋での被害例が多く、大発生時には畳が粉を吹いたようになり、かなりの不快感を与える。また大発生すると、ツメダニを発生させ、それによる被害を助長させる。

生 態

 ササラダニ類自体は森林の土壌から見いだされる土壌動物の主要構成動物であるが、イエササラダニだけは何故か室内塵以外からは見いだされていない。一般家屋の塵芥から見いだされる主要なダニの一種。
 築後2年程度の新築家屋での被害例が多く、特に夏期に長期間締めきった状態での発生例が多い。大発生時には畳が粉を吹いたようになり、これは室内の多湿環境によりカビが発生し、そのカビを食するためにこのダニが増えたものと考えられている。室内に持ち込んだ鉢植えの周辺に多数見出されることもある。
 日本家屋の室内塵から見いだされ、マンション等の集合住宅ではあまり見つからない。カビを主な餌としており、湿度60%以上の高湿環境でよく発生するが、生態はあまりよく分かっていない。

防 除

詳しい防除方法は群のページをご覧ください。

イエササラダニ

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