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害虫の種別の説明

節足動物門 昆虫網 コウチュウ目 ケシキスイ科  Nitidulidae

ケシキスイ類 Carpohilus

主な種類

クリヤケシキスイ Carpohilus hemipterus (Linne)
コメノケシキスイ Carpohilus pilosellus Motschlsky
クリイロデオキスイ Carpohilus marginellus Motschlsky
アナナスケシキスイ Carpohilus humeralis (Fabricius) ほか

害虫のカテゴリ

不快害虫、混入異物

形 態

 クリヤケシキスイは体長2.5〜3.5mm、こげ茶色で上翅に黄班がある。コメノケシキスイは体長1.7〜2.8mmで黄褐色、クリイロデオキスイは体長2.4〜3.9mmで茶褐色。アナナスケシキスイは体長2.8〜3.8mmで黒褐色。いずれの種類も触角の先端が丸く、上翅から腹部の先がはみ出す。

分 布

 クリヤケシキスイは世界共通種。コメノケシキスイはアジアに分布する。クリイロケシキスイは世界共通種。アナナスケシキスイはアジア、アフリカ、北アメリカに分布。いずれの種類も日本全国に分布する。

被 害

 吸湿してカビが生えた穀粉や食品から発生することが多く、不快害虫や混入異物となる。

生 態

 ケシキスイ類(特にデオキスイ属Carpophilus)は吸湿してカビが生えた穀類の粉や、発酵した食品などか発生する。
 クリヤケシキスイ、アナナスケシキスイは変質した果実や乾燥果実からも発生することが多い。コメノケシキスイ、クリイロデオキスイは屑米やトウモロコシの粉、カビが生えた食品から発生する。これらの種類は幼虫期間が短いため、短期間で多数発生する。野外では土などにもぐって蛹になる。

防 除

詳しい防除方法は群のページをご覧ください。

クリヤケシキスイ

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