節足動物門 昆虫網 ハエ目 クロバエ科 クロバエ族 Calliphorini
オオクロバエ Calliphora lata Coquillett
ホホアカクロバエ C. vicina Robineau-Desvoidy
ケブカクロバエ Aldrichina grahami (Aldrich) ほか
衛生害虫、不快害虫、混入異物
オオクロバエ、ホホアカクロバエ、ケブカクロバエなどが代表的な種類。体長7〜12mm、体は暗青色や暗藍色の種が多い。
オオクロバエはロシア東部から中国、朝鮮半島に分布。国内では北海道から沖縄本島に分布。
ケブカクロバエはヨーロッパからアジアにかけてと北米大陸に分布。国内では北海道から沖縄本島に分布。
ハエ類は、サルモネラや赤痢菌、赤痢アメーバや各種の寄生虫、およびポリオウイルス(小児麻痺)を伝播することが知られ、衛生上、極めて重要な害虫である。特にクロバエ類は、鳥インフルエンザ・ウイルスを伝播します。
人畜の糞、動物の屍体、厨芥などから発生する。平地では晩秋や初春によく見られる。
成虫にはエアゾール・スプレーを噴霧すると効果的である。卵やウジを産み付けられた生ゴミや食べ物は速やかに捨てる。腐った臭いや生臭い臭いに非常に敏感なので、これらの臭いが出るものは速やかに廃棄するか臭いが出ない状態にする。食べ物の残り物を部屋や台所に放置しない。
クロバエ