脊椎動物門 両生綱 カエル目 アマガエル科
有害鳥獣類 その他
体表面は粘膜におおわれており、つるつるとしている。体色は、緑色から灰白色で、周囲の環境により変化。腹側は、白からやや黄色みがかり、背中や後足には、不規則な黒暗色の模様が見られる。前足後足ともに指先は吸盤状になっており、垂直面を登ることが出来る。成体の大きさは、雄で30mm程度、雌で35mm程度。
南西諸島を除く日本全国に分布。
体が小さく、家屋内に侵入しやすい。そのため、屋内で死んで腐敗臭を発することがある。食品工場や加工場では異物混入の原因になりやすい。また、体表面の粘膜には毒が含まれており、手で触る分には問題はないが、傷ついた手でさわったり、さわった手で目や口をこすったりすると、激しい痛みを感じることがある。
通常は草むらや低木の上などで生活しており、繁殖期以外は水辺を必要としない。食性は肉食性で、小さな昆虫類やクモ類を捕食する。4月から6月になると水田などの浅い水辺で繁殖する。また、乾燥にも比較的強く、狭い緑地でも生息可能なために都市部にも生息する。寿命は約5年。