脊椎動物門 哺乳綱 ネズミ目 ネズミ亜科
有害鳥獣類 その他
頭胴長(頭部先端から尾部付け根までの長さ)は180〜235mm 平均体重は150g。耳は倒すと目までとどく。尾は黒く、体よりも長い。また、胸部、腹部は黄褐色で、手足の甲は暗色をしている。高所に上ることを得意としており、跳躍力もドブネズミに比べ高い。
日本全国に分布し、ビルの高層部や畜産場の屋根裏に生息している。特に最近はビルだけでなく、都会の家屋にも生息域が広がっている。
ドブネズミと同様に衛生的被害、経済的被害、精神的被害を起こすが、特に高所に生息するため、電線や通信ケーブルをかじる被害が深刻となっている。
主に屋根裏や壁の中で生活し、高所移動が得意である。電線なども容易にわたることがあり、立体的な活動が得意である。妊娠期間は約21日で一度に平均6頭を生む。生後3ヶ月から生殖可能となる。寿命は約3年。
ドブネズミより殺鼠剤に強く、何日か連続で食べさせる必要がある。また、粘着シートも警戒するため捕獲まで何日もかかることがある。
特にクマネズミでは環境整備が重要で、侵入口を塞ぐ、食物の管理が重要である。また、屋外のガーデニングなどの花や肥料も餌となるため注意が必要となる。
クマネズミ