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害虫の種別の説明

節足動物門 昆虫綱 チョウ目 ヒトリガ科 Arctiidae

アメリカシロヒトリ Hyphantria cunea (DRURY)

害虫のカテゴリ

園芸害虫、不快害虫

形 態

 成虫は体長14〜16mm、翅のほか胸、脚、触角も白色。前翅には小さな黒点が生じるが、その現れ方は個体によって差が著しい。幼虫は30mmに達し、頭は黒色、体の側面が薄緑色で背面が灰黒色、体中が白色の長毛に覆われる。

分 布

 北アメリカ、ヨーロッパ、朝鮮半島(移入)、中国(移入)に分布。日本には1945年に侵入し、現在は本州、四国、九州に分布する。

被 害

 庭木や街路樹、公園の植栽などの葉を食害する。

生 態

 通常は年2回の発生で、本州南部では3回発生する地域もある。百数十種の広葉樹の葉を食べ、果樹の害虫にもなる。蛹で越冬し、成虫は300〜800個の卵を葉裏に産みつけ、幼虫は3齢まで薄い糸を張ってその中で集団生活をし、4齢以降は分散して葉を食害する。

防 除

詳しい防除方法は群のページをご覧ください。

アメリカシロヒトリ(産卵中)

この害虫のグループ
  • アメリカシロヒトリ Hyphantria cunea (DRURY)