どんな虫にお困りですか？

不快害虫、食品害虫、混入異物

　体長1.5〜2.0mm、淡黄白色で頭部はやや桃色を呈する。胸部背面に鱗片状の小さな前翅の痛跡があり，胸部第3-7節の背板基縁に赤褐色で三角形の斑紋を装っている。触角は細長く、27〜29個の環節がある。

　全世界に分布し、日本でも全国に分布している。

　一般家屋、製粉工場、穀物倉庫、博物館、図書館に生息し、穀粉、乾燥食品、昆虫標本、糊付けした書籍などを食害する。畳やソバ枕等から発生することもある。

　屋内に生えたカビ類を摂食する。高温多湿の時期、特に6月の梅雨時期に発生することが多いが、湿気がこもる環境では年中発生する。貯蔵食品、穀粉、動植物標本などからよく発見される。屋外にも生息し、鳥の巣、スズメバチやミツバチの巣で発見される。
　1年に数回の発生を繰り返す多化性である。生育期間は25℃・75％RH条件下で、卵期間8〜10日、幼虫期間19〜24日である。雌は一生の間に約30個ほどの卵を産む（田中、1995）。

詳しい防除方法は群のページをご覧ください。