節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 マメゾウムシ科 Bruchidae
エンドウマメゾウムシ Bruchus pisorum (Linné)
ソラマメゾウムシ Bruchus rufimanus Boheman
食品害虫、混入異物、不快害虫
体色は黒褐色または灰白色。
エンドウマメゾウムシは世界中に分布し、日本でも全国に分布する。ソラマメゾウムシは世界中に分布し、日本では本州以南に分布する。
収穫後のインゲンやソラマメを食害する。貯蔵している豆中の幼虫や羽化した成虫は、混入異物になる。
エンドウマメゾウムシは、野外でエンドウのさやの表面にインゲン400個の卵を産む。卵期は約10日、幼虫期間は約1ヶ月、蛹期約7日で、合計約1.5ヶ月。成虫は暖地では7月上旬、北海道では8月下旬頃から羽化を開始し、年1回の発生である。1つの豆からの羽化数は1匹に限られる。
ソラマメゾウムシは、5月頃に3cmほどになったソラマメのさやに産卵する。卵期は約10日、幼虫期間は約2ヶ月で、成虫は7月下旬から10月上旬に羽化する。年1回の発生である。1つの豆から複数が羽化し、多いときには10匹以上が羽化することもある。
エンドウマメゾウムシ