節足動物門 昆虫鋼 コウチュウ目 ゴミムシダマシ科 Tenebrionidae
ヒメコクヌストモドキ Palorus ratzeburgi (Wissmann)
コヒメコクヌストモドキ Palorus subdepressus (Wollaston)
オオツノコクヌストモドキ Gnathocerus cornutus (Fabricius)
食品害虫、混入異物、不快害虫
ヒメコクヌストモドキ、コヒメコクヌストモドキは体長2.4〜3mm、
オオツノコクヌストモドキは体長約4.5mm。いずれも赤褐色で、頭部の前縁の形が異なる。
いずれも世界共通種。日本では、輸入検査所や製粉工場、養鶏場などで発見される。
穀粉や穀類の屑から発生するが、発生量はあまり多くない。発生した場合には食品への混入が心配される。
穀粉や飼料などから発生し、湿気を含んで変質したものから発生することが多い。ヒメコクヌストやコヒメコクヌストは鶏糞からも発見される。ヒメコクヌストモドキ、オオツノコクヌストモドキは温度25℃、湿度70%条件で乾燥フスマを与えて累代飼育することが可能で、その場合には年3〜4世代発生する。
ヒメコクヌストモドキ