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害虫の種別の説明

節足動物門 昆虫綱 ハエ目 ニセケバエ科 Scatopsidae

ニセケバエ類 Scatopsidae

主な種類

ナガサキニセケバエ Scatopse fuscipes MEIGENN ほか

害虫のカテゴリ

不快害虫、混入異物

形 態

 体長約3mm、黒色で僅かに光沢を帯びる。触覚は全体的に太く、やや密着した数珠状で棍棒のように見えるのが特徴。

分 布

 日本全国に分布

被 害

 家屋付近の発生源から大発生したり、屋内の植木鉢などから発生して、不快昆虫になる。

生 態

 ニセケバエ類は日本に6種分布し(三枝、2014)、幼虫は主に腐敗した植物質を餌としており、堆肥、腐った果実、糞尿、腐敗した樹皮下、時にはキノコなどからも発生する。食品製造工場内では、排水溝に滞留した汚泥から発生することが多い。また、油粕や鶏糞の肥料を施した植木鉢からも発生する。
 生育期間は餌や温度などの条件によって異なるが、ナガサキニセケバエの場合、25℃条件で、卵期約3日、幼虫期約12日、蛹期約4日で、成虫の寿命は数日間。羽化した成虫は1日後には産卵を開始し、200〜300個産み落とす(篠永、1987)。

防 除

詳しい防除方法は群のページをご覧ください。