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害虫の種別の説明

節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 オサムシ科Carabidae ゴモクムシ亜科Harpalinae

ゴモクムシ類 Harpalinae

主な種類

オオゴモクムシ Harpalus capito Morawitz
キアシクロゴモクムシ Harpalus sinicus Hope ほか

害虫のカテゴリ

不快害虫、混入異物、悪臭害虫

形 態

 ゴモクムシ類はいずれも黒色で、種類によっては上翅に微毛を密生する。
 オオゴモクムシは体長17〜24mm、黒色で、上翅は黄色い微毛に覆われる。頭が大きく全体にズングリした体型。
 キアシクロゴモクムシは体長10〜15mm、黒色で光沢があり、触角や脚は赤褐色。

分 布

 オオゴモクムシは北海道から九州まで、キアシクロゴモクムシは北海道から南西諸島まで分布。

被 害

 夜間活動性で、街灯の下や建物の照明下に集まる。光に誘引されて屋内にも入り込むことがあり、捕まえると蟻酸を主成分とした悪臭を発する。

生 態

 ゴモクムシ類は畑、水田、河原など平地し生息するものが多く、昼は石の下などにいて夜に活動する。オオゴモクムシは3〜11月に、キアシゴモクムシは4〜10月に出現し、いずれも夜間照明に飛来する。成虫、幼虫とも主に他の昆虫の幼虫を捕食するが、麦の未熟な種子も摂食する(小西・田中、1994)。

防 除

詳しい防除方法は群のページをご覧ください。

キアシクロゴモクムシ

この害虫が属する群