どんな虫にお困りですか?

害虫の種別の説明

節足動物門 昆虫綱 カゲロウ目 Ephemeroptera

カゲロウ類 Ephemeroptera

主な種類

オオシロカゲロウ Ephoron shigae ほか

害虫のカテゴリ

不快害虫、公害

形 態

 一見トンボのような翅を持つがトンボよりはずっと小さく、尾に長い毛を2〜3本持つ。成虫は大型の種類でも体長3cm程度。

分 布

 大発生する著名な種類のオオシロカゲロウは、北は岩手県の北上川から南は大分県の番匠川まで分布する。

被 害

 一部の地域では、特定の季節に大発生して照明に飛来して公害問題となる。オオシロカゲロウの大発生は、全国で50ヶ所ほどの河川で報告されており、街路灯や車の照明に多数群がり、見通しが効かなくなったり、多数の死骸により車のスリップ事故を誘発することもある。

生 態

 日本ではカゲロウ類は170種ほどが知られる。日本全国の河川・渓流に生息し、比較的きれいな流れのある水中が発生場所となる。河川の水質を調べる環境指標昆虫にもなる。
 多くの種類は5〜6月頃に成虫が出現する。ほとんどの種類は人間生活とあまり関わりがないが、地域によっては照明に多数飛来し、時に雪が降っているような光景になる。オオシロカゲロウの大発生は9月の中旬頃に始まり、通常1週間ほど続く。夕方から数が増えてきて7時から8時頃に発生数のピークを迎える。成虫は羽化すれば餌をとらず数日で死ぬ。幼虫は比較的流れのきれいな河川の川底に棲む。

防 除

詳しい防除方法は群のページをご覧ください。