節足動物門 昆虫綱 ハチ目 ハバチ科 Tenthredinidae
カブラハバチ Athalia rosae ruficornis ほか
不快害虫、混入異物
普通に見られる種類は体長が10〜20mm程度。 艶のある青色や青紫色の体色を持つ種類も良く見られる。
普通に見られる種類は日本全土に分布する。
ハバチの仲間には野菜や草花の大害虫として知られる種類が含まれ、庭の園芸植物を加害する種類もおり、ガーデニングを楽しむ上で問題となる。庭のツツジに一見アブやハチに似た青い虫がいっぱいとまっているのに気付き、人によっては不気味な思いをさせられる。
ハバチ類は植物を餌とする。種類によっては木の幹の中に食い入るものもいる。
ツツジの大害虫として知られるルリチュウレンジの場合、年3〜4回発生し、5月頃から姿が目立ち始める。幼虫は黒色だが一見してガの幼虫にそっくりである。しかしよく見ると幼虫の後半部、腹側にあるいぼのような部分(腹足)がガの幼虫では2〜4対程度しかないのに対し、この幼虫では6対以上見られる。また、一度にたくさんの数の幼虫が現れ、一つの植物の上に群がり集まる光景はかなり特徴的である。