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害虫の種別の説明

節足動物門 蛛形綱 真正クモ目 フクログモ科 Clubionidae

カバキコマチグモ Chiracanthium japonicum Bös.et Str.

害虫のカテゴリ

刺咬害虫、有毒害虫

形 態

 体長は雌12〜15mm、雄10〜13mmで、体は茶褐色で頭胸部は褐色,上下あごは黒色で,キバが大きく目立つ。

分 布

 韓国、中国に分布し、日本では沖縄を除く日本全土に分布する。

被 害

 咬まれると焼かれるような痛みがあり、あとで大きく赤く腫れる。ススキ原での被害のほかに、夜間に室内に侵入してきて人を咬んだ事例も知られている。

生 態

 通常、ススキ原や水田などに普通に生息し、丈の高い草が生える庭にも生息することがある。年1回の発生で、3月から8月にかけて出現し、6〜7月に最も数が多い。ススキの葉が茂る頃に、ススキの葉をちまきのように巻いて巣を作り、その中で産卵する。普段は巣の中に潜み、巣の近くを通る小さな虫等を捕らえて生活する。繁殖期にはススキ原の中や地表を歩き回るので、人間と接触する機会が増える。

防 除

詳しい防除方法は群のページをご覧ください。

カバキコマチグモ

この害虫が属する群
この害虫のグループ
  • カバキコマチグモ Chiracanthium japonicum Bös.et Str.