節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 トコジラミ科Cimicidae
衛生害虫、吸血害虫、ペット害虫
コウモリトコジラミ、ネッタイトコジラミは、いずれも体長4〜6mm、扁平楕円形で赤褐色。種類によって前胸背の形が異なる。
コウモリトコジラミは、北海道、本州、四国に分布する。
ネッタイトコジラミは、かつて本州でも確認されたが、その後は記録がなく、現在は国内に分布していないと考えられている。
吸血は夜間に行われ、首や手足など肌の露出部分が被害を受ける。コウモリトコジラミに吸血されると、その時にはあまり痛くないが、数日経ってから吸血痕が腫れてきて痒くなる(安永ら、2001)。また、カメムシのような悪臭を発する。
コウモリトコジラミは、コウモリのコロニーから発見され、人からも吸血する。コウモリの生息する屋根裏などに生息し、板壁や柱を徘徊しており、光を嫌うため、ライトを当てると素早く逃げる。
コウモリトコジラミ