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害虫の種別の説明

脊椎動物門 哺乳綱 ネズミ目 ネズミ亜科

ドブネズミ Rattus norvegicus (Berkenhout)

害虫のカテゴリ

有害鳥獣類 その他

形 態

 頭胴長(頭部先端から尾部付け根までの長さ)は220〜260mm 平均体重は300gで最大で400gにもなる。クマネズミに比べ、耳は小さく、尾は太く体よりも短い。また、胸部、腹部は白く、手足の甲は明るい色をしている。

分 布

 日本全国に分布し、ビルの下層部や港湾、畜産場に生息する。また、河川や港湾部にもよく見られる。

被 害

 衛生的な被害として、ネズミが媒介するサルモネラ症、レプトスピラ症やイエダニ(かゆみ)による被害がある。
 また、電線や通信ケーブルをかじり、経済的被害を与えるほか、走り回る音による不眠や不安によって精神的被害を与える。

生 態

 通常は屋外の地面に巣穴を掘って生活しているが、下水構内で生活していたり、街中の近所のゴミ集積場や犬小屋の周りに巣を作っていることもある。あまり高所移動は得意ではない。妊娠期間は約21日で一度に平均8頭を生む。生後3ヶ月から生殖可能となる。寿命は約3年。

防 除

詳しい防除方法は群のページをご覧ください。

特記事項

 体が大きいため、1枚の粘着シートでは捕獲しきれないこともあるため複数枚使用するのがよい。捕獲したネズミを処分する際は軍手等を着用し、噛まれないよう注意する。

ドブネズミ

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