どんな虫にお困りですか?

害虫の種別の説明

節足動物門 昆虫綱 ハチ目 アリ科Formicidae フタフシアリ亜科Myrmicinae、カタアリ亜科Dolichoderinae、ヤマアリ亜科Formicinae

その他

主な種類

ヒメアリ Monomorium intrudens F. Smith
ルリアリ Ochetellus glaber (Mayr)
クロクサアリ Lasius nipponensis (Latreille)
 ほか

害虫のカテゴリ

不快害虫、混入異物、電気器機害虫、刺咬害虫

形 態

 ヒメアリは体長1.5〜2.0mm、黄色〜黄褐色で光沢があり、腹部は黒色。ルリアリは体長2mm、青味をおびた黒色で、脚と触角は褐色。
 クロクサアリは体長4〜5mm、黒色で、胸には多くの毛がある。

分 布

 ヒメアリは朝鮮半島と日本に分布し、国内では本州、四国、九州、南西諸島に分布する。
 ルリアリは、日本〜オーストラリアに分布し、日本では関東地方以南に分布する。
 クロクサアリは極東ロシア,朝鮮半島に分布し、日本では、北海道〜九州まで分布する。

被 害

 ヒメアリやルリアリは、屋内に侵入し、時計、電話、パソコンなどに侵入して故障の原因となることがある。砂糖、油、お菓子、乾物などに群って食品に混入したり、食害や汚染をする。人を咬むこともあるが、痛みは残らない。
クロクサアリは、照明に飛来する羽アリの中で最も大群となる種類で、人にまとわり付いて不快感を与えたり、食品などに落下して混入したりする。

生 態

 ヒメアリは人家周辺の石下や枯れた草木の芯の中などに巣を造り、時には家屋のはめ板の中にも営巣する。雑食性で、砂糖、菓子、乾物などを求めて屋内によく侵入する。
 ルリアリは草地の石下、林縁部の朽木や枯れ枝の中に巣を造り、肉食性が強い。
 クロクサアリは、公園や寺社などに生息し、朽木などに営巣し、アブラムシの甘露を好んで食する。6〜7月の午後8時ごろから大量の羽アリが飛び出す。

防 除

詳しい防除方法は群のページをご覧ください。