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害虫の種別の説明

節足動物門 昆虫綱 コウチュウ目 マメゾウムシ科 Bruchidae

ヨツモンマメゾウムシ Callosobrucbus maculatus (Fabricius)

害虫のカテゴリ

食品害虫、混入異物、不快害虫

形 態

 体長約3mm、体色は赤褐色で背面に2つの紋が見られる。

分 布

 世界の熱帯から温帯にかけて分布する。日本では関東以西に分布する。

被 害

 貯蔵アズキ、貯蔵ササゲの大害虫。食害し、混入異物にもなる。

生 態

 貯蔵されたアズキ、ササゲから発生する。幼虫は豆の中で発育し、羽化した成虫は、食をとらずに交尾、産卵を行うため、貯蔵中に増殖する。25℃条件で卵から羽化までに約37日かかる。成虫は10〜20日間生存し、約90個の卵を産むが、幼虫はアズキやササゲの豆の中で発育し、25℃条件で産卵から約37日で成虫になる。羽化した成虫は絶食条件で交尾、産卵を行う。成虫は約10〜20日間生存し、その間に約90個の卵を豆に産み付けるため、増殖力が高い。成虫に糖蜜や砂糖水などを与えると寿命が延び、産卵数もさらに増える。1個のアズキ粒から5匹前後の成虫が羽化でき、まれに10匹も羽化した場合がある。年に約4回ほど発生できる(安富・梅谷、1995)。

防 除

詳しい防除方法は群のページをご覧ください。

ヨツモンマメゾウムシ

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